当院には交通事故の患者様が治療に来院されますが、必ず伝えるのが弁護士特約のことです。
交通事故の際に頼りになる任意保険ですが、都道府県で差がありますが10~20%が未加入です。
5~10人に1人が未加入って、かなり怖い数字です。
これまでに当院でも、任意保険未加入者と事故を起こしてしまった患者様を少なからず見ています。
車やバイクで強制加入する自賠責保険の補償(上限あり)はケガのみです。
足りない医療費の補填と、車など壊した物の補償のために任意保険があるわけですが、任意保険未加入だった場合、それらは全額その人の自己負担になります。
厄介なのが、停車中に追突されるなどの自分の過失ゼロで相手の過失10割のケースです。
なぜかというと、過失ゼロの場合は自分の任意保険は使えないからです。
つまり、保険会社が介入しない相手との直接交渉。
当事者同士の話合いは、事故の解決で一番もめるやつです。
高額な修理費を請求されて、相手が逃げるというのは結構あるんですよ。
しかし!
弁護士は過失ゼロのケースでも、加害者側との交渉を代行して、法的な手段で最後まで補償させることができるんですね。
そのため、当院では万が一の時は弁護士特約を使うことを勧めています。
ただ、自分の任意保険に弁護士特約が組み込まれていなければ意味がありません。
保険会社によって、最初から組み込まれてるタイプと後付けのオプションのタイプがあるので、よく確認してみてください。
